貸金業者に対して過払い金請求を行うと、大半の業者では和解案を出してきます。和解案は請求内容に応じて様々ですが、例えば早急に返還するので請求額を減額してほしい、現在の返済利息分を免除するので請求を取り下げてほしいなどがあります。いずれにしても貸金業者側にメリットがある和解案ですので、それを受けるかどうかは自身で決めて構いません。和解にて減額要求をしてきた場合は、返還額をあげてもらうように交渉することもできます。
いずれにしても、和解に応じるのなら請求は終了しますが、和解出来ない場合は訴訟を起こすことになるでしょう。どちらが良いのかは個人の考え方で変わりますが、和解を飲む場合は過払い金の回収が早いというメリットの反面では、法律家に交渉してもらっても過払い金の70%しか回収できないというデメリットがあります。訴訟を起こす場合は過払い金請求満額に5%の利息をつけて回収ができるというメリットの反面では、労力と時間が必要かつ回収が遅れるというデメリットがあります。ちなみに、訴訟自体は必ず勝てるため心配はいりません。
請求自体は素人でも行うことができますが、弁護士などの法律家に依頼するのが一般的です。ただ、法律家も一様ではないので、その際には過払い金請求に実績がある法律事務所を選ぶようにしましょう。そのためには、いくつかの法律事務所を訪ねて相談してみるのもいいですし、利用者の評判から選ぶのもいいでしょう。
トラックバックURL
https://birdsandbark.com/wp-trackback.php?p=21