高金利時代からキャッシングを利用していた方は、相当な過払いが発生している可能性があります。多くの方は過払い金は人ごとだと思っており、戻ってきても数万円と考えていますが、平均すると100万円以上が戻ってきています。これはボーナスと考えても十分すぎる金額でしょう。弁護士に過払い金請求の依頼をすれば、面倒な返還交渉や訴訟手続きなどを代行してくれます。

法的には受け取れるお金ですが、貸金業者が簡単に応じることはまずありません。素人が交渉しても手続きが長引くだけですし、業者側は返還額を減らして交渉してきます。よくあるパターンは、10%ならすぐに応じられるといった流れです。実際の割合については5%、15%などと業者により変わりますが、簡単に100%の返還には応じてきません。

素人が交渉すると出し渋ってくるので交渉が難航します。弁護士に依頼する場合においても、債務整理の得意な事務所を選びたいものです。過払い金請求とは債務整理の一種であるため、借金問題解決が得意な事務所を探しておきましょう。ホームページで過去実績を調べておき、具体的な回収件数、金額なども調べておきます。

弁護士の裁量により、取り戻せる金額は大きく変わってきます。金融機関との交渉経験の少ない弁護士だと、業者が提示してきた5%の返還率にそのまま同意してしまうケースもあります。弁護士だから誰でも100%の回収ができるわけではありません。返還割合の高い弁護士を探して依頼するべきでしょう。