消費者金融や信販会社の多目的ローンを5年以上利用している方は、過払いが発生している可能性が高いです。具体的にはグレーゾーン金利で借りていた場合に対象となるもので、18.0%以上の金利で融資を受けていたならば弁護士に相談する価値があります。銀行や信用金庫などのローンに関しては、昔から利息制限法の範囲で貸付が行われていたので、過払いを取り戻すことはできません。100万円の借り入れにおいては、15.0%が利息制限法が定める上限金利となります。

過去に20.0%で借りていた方は、5.0%分の利息を払い過ぎていたのです。昔は27.0%などの超高金利ローンが普通に存在したため、10%を超える金利を取り戻せるケースは多いです。過払いが発生している可能性のある具体的なローンは、キャッシング、カードローン、フリーローンの3つです。それ以外のローンに関しては、金利が低く抑えられているので過払い対象とはなりません。

また、キャッシングなどのローンに関しても、銀行や信用金庫などは低金利に設定しているので請求をしても1円も返還されません。過払い請求はここ数年でピークを迎えて、現在は請求手続きをする方が少なくなってきましたが、依然として払い過ぎた利息が返還されること自体を知らない方がいます。業者との契約終了から10年間で時効となるため、放置しておくことは非常に危険です。ノンバンク系の業者から5年以上借りていた方は、弁護士に相談するべきでしょう。